6月26日、東京都が都全域にリンゴ病の流行警報を発令しました。
リンゴ病が流行警報を出されるのは初めてで注意が呼びかけられています。
お子様をお持ちの家庭ではリンゴ病について聞いたことがあるかもしれませんね。
今回はそんなリンゴ病の症状や予防対策についてご紹介します。
このページでわかること
リンゴ病とは
リンゴ病とは「幼児・児童」かかることの多いウイルス感染症の一種です。
リンゴ病の特徴はリンゴのようにほっぺたが赤くなるのが特徴です。
リンゴ病とは正式な名称ではなく、
リンゴ病の正式名称は「伝染性紅班(でんせんせいこうはん)」と言います。
病院などで診察の際、医師からも「リンゴ病ですね。」といわれることがありますが、
それはわかりやすく説明するからであって、
リンゴ病はれっきとしたウイルス感染症の一種だということをちゃんと認識してください!
リンゴ病の症状とは
リンゴ病にかかると次のような症状が現れます。
- 風邪のような症状があらわれる。
- 両側のほっぺたが赤くなる。
- 全身にノコギリ歯状の紅斑がみられる。
このような症状が特徴的です。
ではリンゴ病の症状について1つずつ解説していきます。
風邪のような症状があらわれる。
リンゴ病の代表的な症状としてはほっぺたが赤くなることですが、
その症状が出る前に風邪のような症状が現れます。
具体的には
- 発熱(微熱程度)
- せき
- 鼻水
などの症状が現れます。
「風邪でもひいたかな」とおもわれますが
実はその症状はリンゴ病が発病する合図かもしれません。
リンゴ病は両側のほっぺたが赤くなる。
リンゴ病にかかると、
必ず両側のほっぺたが赤くなります。
リンゴ病の代表的な症状で、左右両方の頬に蝶型の紅班が現れます。
この段階では、まだ症状としては感染初期段階です。
保育園や幼稚園にこのような症状の子供たちが現れると、
多くの子供たちはリンゴ病に感染している可能性があり、
リンゴ病の潜伏期間である可能性があります。
全身にノコギリ歯状の紅班が現れる
リンゴ病の感染の状態として
次に全身にノコギリ歯状の紅班が現れます。
特に、腕、おなか、太もも、おしりに良く現れます。
このような部位にギザギザとした紅班が現れますので
普段からほっぺたが赤いお子さんの場合は注意深く見てあげてください。
リンゴ病は大人もかかるのか
リンゴ病は一度かかると免疫が出て2度とかかりません。
子供のころに発病している人は大人になったらかかりません。
しかし、まだかかったことがない人は大人になってリンゴ病にかかる可能性はあります。
大人になってからリンゴ病にかかった場合は
子供のころにかかるリンゴ病と違い、
関節炎などの症状が現れます。
リンゴ病にかかった場合の対策は?
リンゴ病にかかった場合は
まずお医者さんに診てもらいましょう。
リンゴ病に特別な薬はありません。
子供の場合はかゆいのでボリボリとかいてしまいがちなので
かゆみ止めが処方されるでしょう。
リンゴ病にかかったら入浴はしないほうが良い?
結論から言うと、リンゴ病にかかっても入浴は大丈夫です。
しかし、いくつか注意点があります。
- 熱いお湯は刺激になりかゆみが増すので注意
- 入浴時間は短時間で
- ジャンプーは使わずに石鹸で洗おう
- お風呂から出たら、すぐにかゆみ止めの薬を塗ってあげよう
この注意点を守っていれば、入浴しても大丈夫です。
リンゴ病の予防策
リンゴ病はウイルス感染症なので、くしゃみなどで飛沫感染します。
手洗いやうがいなどはしっかりと義務付けすることで予防になります。
リンゴ病には潜伏期間があります。
リンゴ病の潜伏期間は4日~21日程度です。
この間が一番リンゴ病の感染力が強いので、
知らず知らずのうちにリンゴ病が広まっている可能性があります。
まとめ
今回は今東京都で流行しているリンゴ病に関して紹介しました。
東京で流行し地方にも広がっていってもおかしくないのがリンゴ病です。
普段から手洗い、うがいを心がけて注意しましょう。
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